借り入れの際の属性って一体何?

よくお金を借りる際に「属性が高いからたくさん借りれる」とか「属性が低いからたくさんは借りられない」と言った言葉を耳にすることがありますよね。では、この「属性」って一体どういう意味なのでしょうか。

一般的に属性という言葉は、その人に属している個別の特性という意味で使われます。これを借り入れに関して使うときに、属性とはその人に融資をするかどうかを決定する要素となるあらゆる資料を含みます。例えば、審査申込者の年収です。年収が高ければ高いほど、属性は高くなり、融資を受けることは確実になり、たくさんの融資を受けることができる可能性も高まります。逆に年収が低ければ、属性は低くなり、融資をうけることは難しくなり、仮に融資はうけることができるとしても、借り入れることのできる金額は低くなります。

年収に加えて決定するのに参考にされるのは、勤続年数でしょう。申込者が同じ場所で仕事をしている年数が長ければ長いほど、属性は高くなります。逆に、まだ始めたばかりの仕事で申し込むなら、属性は低くなる、というわけです。それはなぜでしょうか?なぜなら、同じ職場ですでに長年仕事をしているということは、今後もそこにとどまり続ける必然性が高い、ということですし、またすでにその職場で安定した評価や立場を得ているので、収入も安定している、という推定が働くからです。

そして、もう一つ、属性が高い人として挙げられるのは、他の会社からの借り入れが少ないことです。逆に、他の会社から3社も4社も借りている人は属性が低くなります。ちなみに借り入れ金額が多くても1社から借りているなら、借入金額が少なめで数社から借りている人よりも属性が高くなります。つまり、貸金業者は他の会社からたくさん借りている人を嫌がるわけです。

まとめますと、年収が多く、勤続年数が長く、他社からの借入がない人、もしくは少ない人は属性が高く、年収が低く、勤続年数が短く、他の複数社から借入れている人は属性が低い、ということになります。

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